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vimの文字コード自動認識
最終更新日:2013. 3.31

vimは非常に軽量で多機能なエディタですが、多くの文字コードを扱う場合、
標準設定のままではシステムのデフォルト文字コードのUTF-8以外の文字コードのファイルを開いた場合に文字化けを起こすことがあります。
これを回避するための設定を行いましょう。

設定

(1)設定ファイル.vimrcを開きます。

$ vi ~/.vimrc

(2)設定ファイル.vimrcに以下のように記述します。

set encoding=utf-8

この設定はvimの内部で使われる文字コードで、複数の文字コードを扱う可能性がある場合は端末のデフォルトの文字コードに設定しておく事を推奨します。
最近のバージョンのLinuxであればUTF-8が標準の文字コードになっているはずです。
この値には、編集するファイル内の全ての文字を表せるエンコーディングを指定するべきです。

(3)設定ファイル.vimrcに以下のように追記します。

set fileencodings=iso-2022-jp,cp932,sjis,euc-jp,utf-8
fileencodingsは自動判別の設定です。ここに列挙された文字コードの順番でファイルを開き、 上手くいった文字コードがファイル表示に採用されます。
ただし、JIS系の文字コードは先頭に記述する必要があります。
また、set encodingで指定した文字コードを含める場合は一番最後に記述します。
これは、先頭や途中に含めてしまうと、以降に指定した文字コードは無視されてしまうためです。

参考情報