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CentOS 7にSCLリポジトリーを追加する
最終更新日:2016.08.28

Software Collections SIGはRHEL用に提供されるRed Hat Software Collectionsの各種ソフトウェアと関連ツール、開発ツールをCentOS向けに提供します。
CentOS 6向けと CentOS 7向けに提供されます。本例ではCentOS 7向けに記述します。

このリポジトリーで提供されるパッケージは通常とは別の領域で動作するため、現在の環境との依存関係を気にする必要なく、通常より新しいパッケージを利用することができます。
オープンソースのFedoraと比べるとRHELやCentOSなどはサポート期間が長い分、インストールできるパッケージのベースバージョンは古くなりがちです。古いから悪いと言うわけでは決してないですが、何かあるソフトウェアを動かしたいときにPythonやPerl、PHPのバージョンが古くて動かせないことも考えられます。これを解決しようとしたのが「Red Hat Software Collections」です。RHELSCについて詳細はこちらの記事をご覧ください。

Software Collectionsで提供されるパッケージについて

CentOSでSoftware Collectionsパッケージをインストールするには、yumコマンドで次のリポジトリーパッケージをインストールします。CentOS向けにはRHELSC互換の各種パッケージをインストールできるcentos-release-scl-rhと、CentOS SCLo SIGが提供するパッケージをインストールできるcentos-release-sclが用意されています。

RHELSCのパッケージを利用する

# yum install centos-release-scl-rh

CentOS SCLo SIGのパッケージを利用する

# yum install centos-release-scl

「yum repolist all」コマンドを実行すると、利用できるパッケージが増えているのがわかります。
# yum repolist all|grep 有効
base/7/x86_64                       CentOS-7 - Base                  有効: 9,007
centos-sclo-rh/x86_64               CentOS-7 - SCLo rh               有効: 4,130
centos-sclo-sclo/x86_64             CentOS-7 - SCLo sclo             有効:   319
extras/7/x86_64                     CentOS-7 - Extras                有効:   375
updates/7/x86_64                    CentOS-7 - Updates               有効: 2,303


SCLのパッケージをインストールしてみる

WebサーバーのNginxをインストールするため、rh-nginx18パッケージをインストールする例です。パッケージのインストールはyumコマンドを使います。
インストール後、利用するにはsclコマンドで環境を切り替えます。
# yum install rh-nginx18
# scl enable rh-nginx18 bash
環境を切り替えるとインストールしたソフトウェアが利用できるようになります。
この環境で動かしたサーバーは通常のように外部PCやホストからアクセスできます。
# nginx -v
nginx version: nginx/1.8.0
(バージョン確認)
# service rh-nginx18-nginx start
(起動)
次の図はCentOS 7で実行中のNginx 1.8をMacからアクセスしたところです。


パッケージのインストールや使い方はこちらのサイトでパッケージを検索して確認できます。